いうなれば口の方が沖縄

2021年11月3日水曜日

寝れないときによむ小説

最近さ、急に寒いじゃん。光陰矢の如しじゃん。


まーたぶん意味違うけどそういうのは今はどうでもいい。ニュアンスさえ伝わればそれでいい。


急に寒くなったもんだからとっさの時に「暑いなー」って言っちゃうくらい。まだ口が寒さに追いついてない。たぶん寒さっていうのは体の下からやってきて、そうするとぼくの口はまだ残暑にとどまっているのだろう。じわりと汗を滲ませるあの夏の終わりに。いうなれば口の方が沖縄ってことだな。


……



いや、その、体を日本列島として見てみたら、よ?んじゃ、てことはよ、足が北海道ってことだな。なんかイメージ的には足の方が沖縄で頭の方が北海道っぽいけど!ガハハ!


うんうん。


……



うん。


悪い。クソみたいなたとえだった。たとえない方が意味わかるタイプのたとえ、だな。せっかく「じわりと汗を滲ませるあの夏の終わりに。」の部分でなんかしらの情緒的な雰囲気かもし出せてたのに。沖縄の一行で台無しに。逆に沖縄の破壊力がすごい。


さて。

そう、それほど急にやってきた寒さ。お口が追いつけない寒さ。ボジョレーヌーボー的な寒さの形容。


……



どう?


え、いや、ボジョレーのくだりよ。


どうよ、すんごい上手い事たとえられてるだろう。ね?完全にさっきの沖縄の汚名挽回。我ながら盛大に褒めてやりたい。というか今褒めてやってる所だけれども。


……



にしてもなんかお口が追いつけない寒さってかっこいいな。

ポッキーとかのCMでジャニーズがポッキーカリっとかじった後にカッコいい声でいってそう。「お口が追いつけない、寒さ」。

ほぼほぼ雪のようなくちどけと同じだし。たぶん企画会議で雪のようなくちどけとお口が追いつけない寒さは最後の最後まで残ったライバルだと思う。


だってほぼ同じじゃん。

文字数とか、画数とか、姓名判断の結果とか同じじゃん。んじゃもう同じじゃん。


……



ね。

ていうか寒い時に「さむっ」って独り言いうのやめよ。それが先だわ、こんなの書いてるよりも。お口が寒さについてこようがついてこれなかろうがそんなんどうだっていい。

ああそうそう。Twitterも始めたんでよろしく。フォロワー(戦闘力)の少なさはピカイチだろうと思う。クリボーよりクリボーらしい、スライムよりスライム。逆に誇らしい…くねーか。

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