ああ神様

2021年10月23日土曜日

寝れないときによむ小説

書くことないなーってコト、あるじゃん。

そりゃやっぱ人間だもの、書くことない時だってある。


ごはんだって食べたくない時あるじゃん。

パンの方がいいなーって。朝思うこともそりゃあるわけじゃん。それにもかかわらず書きたいことがずっとあるって方がおかしい。


なんなら朝布団から出たくないなー、ってことも当然あるじゃん。それが許されて書くことがない事が許されないなんて、こんなの不公平じゃん。ストライキ起こす準備し始めるくらい不公平じゃん。


そう、書くことないなーってときはぼーっとどこを見るともなく天井あたりに目線を泳がせておくに限る。魚だってやる事ない時はだいたい泳いでるし、目だってたまの休みには泳ぎたい。

こうやってると目を好き放題泳がせているとなんかどっかの心優しい人が「大丈夫ですか?泣きそうなんですか?」って声をかけてくれるかもしんない。肩を貸してくれるかもしれない。


時々大げさに鼻をすすってみたりするとさらに効果的。


完全になにかしらのっぴきならない事象に遭遇したやつになれる。


「ねえママ、あの人、パンがいいのに朝ごはん、白米だったのかな…」

「ええ、ええ…、かわいそうね。何とかしてあげられないものかしら。パンが食べたいのにご飯しか食べられていないなんて…!何てこと。こんなことがあっていいはずないわ…。ああ、神様。あの今にも泣きだしてしまいそうな哀れな青年をお救いください」

「わしがもう少し若ければ、あの青年の心を少しばかり癒してあげられたろうに…。この老いた手では支えてやることもできそうにない…」


……



人の輪。宙を泳ぐ目。誰かが近づく。


「大丈夫ですか?泣きそうなんですか?」


そして今、物語が始まる。

ああそうそう。Twitterも始めたんでよろしく。フォロワー(戦闘力)の少なさはピカイチだろうと思う。クリボーよりクリボーらしい、スライムよりスライム。逆に誇らしい…くねーか。

QooQ