CODE:1880

2021年10月19日火曜日

寝れないときによむ小説

CODE:1880


1880という数字。

これは最大公約数に悪魔の数字と呼ばれる「666」を持つ、実数上ではただ唯一の数字。悪魔の輪廻から離れられない数学上特別な数字。あのラプラスの定理で有名なラプラスが死ぬ間際、口にした数字としても有名である。


うん、ぜんぜん666で割り切れないね。ウソだもんな。仕方ない。


ん?ラプラスのくだり?あんなもん全部ウソウソ。ラプラスさん?ポケモンの?くらいの学しかない。


都会ともなってくると自転車とめるだけでも、車輪カチャってはめる駐輪場使わなきゃならない。田舎からまあまあ都会に引っ越してきて一番びっくりしたのがこれかもしれない。

自転車なんてちっちゃいんだからどこ止めてもいいじゃん、と思ってたけど都会はそれだと立ち行かないんだよな。人が多すぎて。


んで郷に入っては郷に従えという事で駐輪場に自転車を停めるわけである。なにやら都会感を自転車一つとっても感じるのである。


そして出庫する際、番号を入力する。またしても都会風をビュンビュン吹かせながらパネルを操作する。もう肩で風切ってたね。

んで番号覚えてたから自転車の所に行って番号確認せずそのまま「1880」と入力。


まー1時間以内だし?無料じゃん?


……



38800円


…ん?

サンマンハッセン?

いやいや、そんなお代官様も人が悪い、わたくしめが田舎の出だからとそこまで吹っ掛けられては身がもちませぬゆえ…、である。

とりあえず一呼吸おいて「取消」ボタンぽち。


結果番号1380と間違ってたけれども、いや、ちょっと。

こんなの駐輪場で見る桁じゃない。10時間で100円とかだろ確か。3万て。てことは3,000時間停めっぱなしなのか。


ちょっと待て、計算遅いからちょっと待って。


……



4か月じゃん。だいたい4か月じゃん。

逆に駐輪場の管理者も4か月停めっぱなしの自転車あったら撤去しなくちゃ。ほぼ絶対戻ってこない乗り主。3万、というかほぼ4万払うなら新しい自転車買う。


駐輪場を使っているあなたへ。

もしこれを読んでいる人で駐輪場を使っているならCODE:1880を使ってみてほしい。もしその番号で3万円越えの請求が出たのなら、ご近所さんという事になる。

ああそうそう。Twitterも始めたんでよろしく。フォロワー(戦闘力)の少なさはピカイチだろうと思う。クリボーよりクリボーらしい、スライムよりスライム。逆に誇らしい…くねーか。

QooQ