ハイチュウとかってさ

2023年3月26日日曜日

寝れないときによむ小説

ハイチュウとか、いや、いきなり「とか」っていわれてもどの範囲の「とか」なのか非常に判断しづらいかもしれない。

ハイチュウとかぷっちょとか、こういう時間や日にちを開けて食べられるようになってる個別包装の食べ物を「とか」に含んでほしい。メントスも可。


こういうを分けて食べられる人を尊敬している。

どういう特殊スキルなんだろう。どのお寺で修行した?きっと厳しい滝行やら、なんか和尚さんに靴ベラみたいなんで肩とか背中とかぱしんっ!ってしてもらって「ハイチュウ残し○」のスキルを入手したんだろう。

じゃないとこんなの無理ゲーじゃん。


え、ハイチュウだよ?


……



え、ハイチュウだよ?


全く同じ事を2回言ったけど、、え、ハイチュウだよ。いやイメージしてみてよ。


コンビニでハイチュウ買って、お店から出たらさっそく封切るじゃん。

んでときどきハイチュウ本体にちぎれた欠片が残っちゃうあの銀の包み紙を取って、んでお口に放り込むじゃん。


……



おいしいじゃん。

なんかグレープなりオレンジなりの味がどこにこんなジューシーさがあったのかわかんないけど、口いっぱいにあふれてきて…。

なんなら最後までハイチュウを噛めたことがない。途中で飲み込んでしまう。


んじゃ、まだ残りあるわけじゃん。手元には。

次の包み紙当然ほどくよね。んでお口にぽいっするよね。


……



おいしいじゃん。

なんかグレープなりオレンジなりの味がどこにこんなジューシーさがあったのかわかんないけど、口いっぱいにあふれてきて…。

なんなら最後までハイチュウを噛めたことがない。途中で飲み込んでしまう。


ていう全く同じループを繰り返すじゃん。


で、気づいたら大量の銀の包み紙の抜け殻だけが残っていて、ハイチュウ消えてるじゃん。


オレはね、思うんだよ。

いやそりゃ、できればお寺に修行いって己のうちにある108の煩悩を消すべきなんだろうと思うよ。108個消さないとハイチュウを残すなんて神技無理。無我の境地のその先だから。ハイチュウ残しなんて。無我の境地<ハイチュウ残しだよ。


いやそうじゃなくて、オレは思うんだよ。


もうハイチュウ切らなくてよくね?って。


長いまんま売ればいい。銀の個別包装いらない。業務スーパーの牛乳パックに入ってる水ようかんと同じ売り方すればいい。

ハイチュウのパッケージのあの赤い紐みたいなの開けたらいきなり裸体のハイチュウが出現すればいい。


なんならこの表のパッケージすらいらない。


消しゴミみたいな売り方でいい。


もうハイチュウ裸体がぼーんと店頭に並んでたらいい。そういうもうまるで和菓子みたいなディスプレイでいい。


そもそも個別包装するから「あれ、これ残しといて後日食わないといけないのかな」っていう後ろめたさが出てきてしまう。

だから一回で食べちゃうと「ああ、オレはまたしても我慢できなかった」とその日一日中落ち込んでしまう。


ならもう1回で食べる前提のパッケージにするべき。


和菓子のみたらし団子が串ではなく1個ずつ銀の包み紙で包装されてたら、3つ食べたらそりゃもう罪悪感ぱないだろう。

「後日食えってことだと思うのにぃ~…、わたしはなんて我慢の出来ないダメな子なの…」だろう。まんまハイチュウ問題と同じ。


そう。もうハイチュウ問題と言ってもいい。


いや逆に3つを一つの串で売ることで、まるで3つ食べきりだよ!みたいなダイエット女子の弱みに付け込んでいる、みたらし団子の妙、というべきか。

ああそうそう。Twitterも始めたんでよろしく。フォロワー(戦闘力)の少なさはピカイチだろうと思う。クリボーよりクリボーらしい、スライムよりスライム。逆に誇らしい…くねーか。

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