寝る前の孤独について

2020年12月28日月曜日

寝れないときによむ小説

寝る前、というのはなんであんなに孤独なのだろう。

子供のころなんて目を閉じて、明日自分がまた目を開けられるかが分からなくて無性に怖くなったものだ。

ひょっとしてこのまま死んでしまうのかもしれない、と。


よく眠りと死を同じような概念として描くことがある。

死ぬことを永遠の眠りと表現もするし、眠りというのはその実いったん死んだようなものなのではないだろうか。

だから怖い。


子供のころの怖さと言えば寝る前とお風呂のシャワーで後ろから襲われる、その2大巨頭。

とにかく怖かった。


大人になってすっと身をひそめる恐怖。

いや、違う。


恐怖を感じなくなったんじゃない。日々が、日常が忙しすぎてその怖さにかまってられなくなっただけだ。

本当は、耳をすませば、今でもあの幼かったころの新鮮な怖さがすぐそこにある。あなたの左側、もしくは右側に広がっている。

でも、大人になった君は、僕は、そんな広がりに目を向けることもなく、耳を貸すこともなくただ明日やるべきことだけを考えている。


考える。考える。

考えることはそんなに大事なのだろうか。

僕は思う。


考えていなかった時、チープな言葉で表現するならフィーリングで感じていた時の方が生きることが楽しかったと。


感じる。怖さを感じる。楽しさを感じる。それは同じレベルの話。


考えることをいったんやめて、すぐ横に広がっている怖さに耳を貸しみる。夜に寝れない孤独を感じる。

怖さについてちょびっと仲良くなれた気がする。

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